三木市をはじめ、小野市、加西市、加東市、西脇市、多可郡、神戸市西区、播磨(稲美町)の皆さまのきれいな歯並び・噛み合わせとすてきな笑顔をサポートする矯正治療,歯列矯正の専門医院です。

こむらさき矯正歯科

673-0541兵庫県三木市志染町広野1-332(志染駅 西出口 徒歩15分

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[月火金] 10:00-12:00 / 14:00-19:00
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子供の矯正(一次治療)上顎前突

一次治療(子供の矯正)上顎前突

子どもの矯正治療(小児矯正、一次治療)、どのような装置を用いるのか、ご心配のことと思います。

症状ごとに治療を開始する年齢も使用する装置もほぼ決まっています。その年齢に適した装置を使用しますので心配は無用です。

とくに上顎前突の一次治療は、小学3,4年生から中学生までの数年間かかります。

上顎前突は、受け口の一次治療ほど短期間での変化が少ないため「上顎前突の一次治療って、あまり変わらない」と思われる方が多いと思います。そのとおりです。歯を並べることが目的でなく、あごの成長によるかみ合わせの改善や歯の生えかわりを重点に治療しています。長くかかるけれど通院回数は少ない。通院は3ヶ月か半年に1回くらいです、歯の生えかわりを待っているからです。

あごの成長や歯の生えかわりによってダイナミックにかみ合わせや歯列が変化する時期です。二次治療や一般矯正では得られないポイントです。

ただ、上顎前突は受け口よりも二次治療や一般矯正でリカバリーが可能なことも事実です。こちらの指示や治療に協力してくださった場合の話です。

私事ですが、私は同じ意味の「出っ歯」という言葉は使いません。「上顎前突」、あるいは「上の歯が出ている」と表現しています。心情的になぜか、この言葉だけは使えない。歯科健診だとなおさらです。

上顎前突は、上あご前歯の前方への傾斜や前歯の前突が気になる症状です。

上あご歯列と下あご歯列の噛み合わせが、上あご歯列が前にずれて咬み合っている(奥歯から上あご歯列全体が前にずれている)ことが原因のことがあります。

上下歯列の噛み合わせそのものがずれている場合は、側方歯(犬歯・小臼歯)が生えかわる小学3,4年生頃に1次治療を開始します。

上あご歯列が前にずれている場合は、上あごの6歳臼歯を後ろに移動させる治療を行います。また下あご歯列が後ろに後退している場合は、マウスピース式の装置を用いて下あごを前方に誘導し、咬み合わせの改善をはかります。いずれも就寝時に使用する取り外し式の装置です。

また、上あごと下あごの歯列の咬み合わせがずれていなくても、下あご歯列の前歯が上あご歯列の内側の歯肉にかみ込んでいるため、上あご前歯が前方に傾斜してしまっている場合もあります。こちらは、永久歯が生えそろってから治療を開始することが多いです。

いずれの場合も、中学生頃に二次治療を行います。

ヘッドギア

上あごの歯列が前にずれて咬み合っている患者さんに使用し、上あごの6歳臼歯を後ろに移動させます。小学3,4年生頃から開始することが多いです。それよりも早くに開始する必要はありませんが、6歳臼歯の後ろに12歳臼歯が生えてくると効果がでません。少し余裕を持って3,4年生頃から開始します。

取り外し式の装置で就寝時に使用します。

下図のように、上あごの6歳臼歯に取り付けた金具とフェースボウ、ネックバンドの3つのパーツから構成されています。

12歳臼歯が生える頃まで使用します。

非常に古くから使われている装置です。

上あごの6歳臼歯に金具を取り付けます。
これは固定式で取り外しはできません。

上あごの6歳臼歯に取り付けた金具に装着する器具です。フェースボウといいます。取り外し式です。

上あご6歳臼歯の金具にフェースボウを取り付けたところです。就寝時のみ使用します。

首にネックバンドと呼ばれるゴムをつけ、フェースボウを介して上あご6歳臼歯を後ろに送ります。
(実際は就寝時に使用します)

アクチベーター等のマウスピース式装置

下あごが後ろに後退しているために、上あごと下あごの歯列のかみ合わせがずれている患者さんに使用します。

マウスピースを装着することで下あごを前方に誘導し、上あごと下あごの側方歯(犬歯、小臼歯)が生えかわるのを利用して、上下歯列の咬み合わせを改善します。

取り外し式の装置で就寝時に使用します。

あごの成長や、歯の生えかわりを待つため、数年にわたり使用します。

マウスピース式装置
アクチベーター

マウスピース式装置(装着時)
就寝時に使用し、下あごを前方に誘導します。

マウスピース式装置(治療前)
小学3,4年生頃に開始します。

マウスピース式装置(治療後)
犬歯、小臼歯の生えかわりを利用します。