三木市をはじめ、小野市、加西市、加東市、西脇市、多可郡、神戸市西区、播磨(稲美町)の皆さまのきれいな歯並び・噛み合わせとすてきな笑顔をサポートする矯正治療,歯列矯正の専門医院です。
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子どもの矯正治療(小児矯正、一次治療)は、どのような装置を用いるのか、ご心配のことと思います。
症状ごとに治療を開始する年齢も使用する装置もほぼ決まっています。その年齢に適した装置を使用しますのでご心配は無用です。
「一次治療って、あまり変わらない」と思われる方も多いと思います。そのとおりです。歯を並べることが目的でなく、あごの成長によるかみ合わせの改善や歯の生えかわりを重点に治療していきます。反対咬合を改善するのは数ヶ月で終わります。その後は長くかかるけれど通院回数は少ない。通院は3ヶ月か半年に1回くらいです、歯の生えかわりを待っているからです。
しかし、あごの成長や歯の生えかわりによってダイナミックにかみ合わせや歯列が変化する時期です。次の二次治療や一般矯正では得られない時期(年齢)です。
子供の矯正治療(一次治療)の最初に、受け口(反対咬合、下顎前突)を掲載したのは、受け口が、他の症状に比べて一次治療の効果が大きいからです。
一次治療の年齢を過ぎた場合(小学校高学年、中学生以降)でも、一般矯正(大人の矯正治療)で矯正治療は可能です。ただ上あごや下あごの成長が終わっていますので、歯の傾斜や移動が主な治療方法になります。
反対咬合は、歯の位置や傾斜が原因の歯性反対咬合や、あごを前に突き出して咬む機能性反対咬合(あごの偏位)、あごの骨格自体が原因の骨格性反対咬合(あごの変形)に分類されます。下顎前突は骨格性反対咬合です。上あごの劣成長あるいは下あごの過成長による骨格的な不調和(変形)が原因です。
いずれにしても、今後の上あご下あごの成長に悪影響をおよぼすため、早期に前歯のかみ合わせを改善することが望まれます。矯正治療では、いちばん開始時期が早い症状です。小学校の歯科健診で真っ先に指摘されます。
そのため小学校低学年で開始することが多いです。ただ、前歯が乳歯から永久歯に生えかわる6歳頃に自然に治ることもあるため、就学前に開始する必要はありません。
歯性と機能性反対咬合は、一次治療で前歯のかみ合わせを改善すると、その後は安定します。骨格性反対咬合は、その後もあごの成長が続くため、中学生頃まで様子を見ます。
いずれの場合も、中学生頃に二次治療を行います。歯性と機能性反対咬合の方は、一次治療のみで終了することもあります。
反対咬合だからといって必ず、上あご歯列の側方拡大が必要なわけではありませんし、反対咬合でなくても歯列が狭窄している場合に用いる装置です。指しゃぶりや上顎前突で用いることもあります。拡大装置と下記のリンガルアーチ等広げた歯列の幅を保つ装置は、コンビネーションで使いますので、便宜的にここに記載しています。
下の装置は固定式の拡大装置です。取り外しはできません。3、4ヶ月で拡大を終えます。次にリンガルアーチに作りかえて広げた歯列の幅を保ちます。また、取り外し式の拡大床装置もあります。固定式と取り外し式では、それぞれに一長一短はありますが、歯列の拡大の仕方そのものが異なります。固定式拡大装置は持続的に歯列に力を加え続けるため、歯列だけでなく上あごの拡大も期待できます。取り外し式拡大装置は、ネジを巻いたときだけ力が加わるため、上あごが広がる前に歯列が外に広がるだけです。私は、とくに事情がなければ固定式拡大装置を第一に選択しています。
側方拡大装置(固定式)
この年齢で多用されている装置です。
側方拡大前
前歯から奥歯まで下あごの歯列が、上あご歯列の外に出て、反対咬合を呈しています。
側方拡大後
乳犬歯と奥歯の反対咬合が改善されました。
歯性や機能性反対咬合、骨格性の反対咬合ともに使用します。歯列の内側に配置しますので違和感は少ないです。小学校1年生ごろから使う装置です。上あごの歯列の拡大後、上あご歯列の幅を保つためにも使います。
リンガルアーチは、前歯の前方への移動(反対咬合の改善)にも利用します。前歯の前方移動も数ヶ月で終わりますが、歯の生えかわりを待つため、リンガルアーチは数年にわたって使用します。
リンガルアーチ(治療前)
側方拡大した歯列を保ちつつ、前歯を前方に動かして反対咬合を改善します。
リンガルアーチ(治療前)
リンガルアーチ(治療後)
この後、リンガルアーチを作り直し、
再度、歯列の内側にそわせます。
リンガルアーチ(治療後)
歯性や機能性反対咬合に使用します。取り外し式装置です。歯磨きと食事の時以外は常に装着します。かみ合わせの高さを上げたい場合に有効で、数ヶ月間のみに限って使用します。
切歯斜面板
取り外し式装置です。
切歯斜面板
咬む力を利用して上あごの前歯を前に出します。
切歯斜面板(治療前)
切歯斜面板(治療後)
骨格性反対咬合に使用します。就寝時のみ着用する取り外し式の装置です。
小学校低学年から卒業まで使用します。中学生以降は、あごの関節に負担をかけるため使用できません。
就寝時のみに着用します。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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午前 | ○ | ○ | × | × | ○ | ○ | ○ |
午後 | ○ | ○ | × | × | ○ | ○ | △ |
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